駐車場最前線レポート
高知よさこい咲都合同庁舎
土佐の人々との信頼関係が工事完成へとつながりました!
- 物件名
- 高知よさこい咲都合同庁舎
- 竣工年月日
- 平成23年1月31日
- 建設地
- 高知県高知市
- 型式
- 4層5段 スキップ式
- 用途
- 公共用(公共工事)
- 担当拠点
- 大阪支店
日本全国に営業を展開している弊社の自走式立体駐車場。私も近畿、東海、北陸地方と、各地で工事を担当させて頂いてきましたが、四国・高知は私としては初めての土地。不安もありましたが、初めて足を踏み入れることへの期待もありました。
その昔は「土佐」と呼ばれていた土地。着工時は、折りしも大河ドラマ「龍馬伝」が放映されていたこともあり、賑わいを見せていた頃でもありました。
高知の玄関口であるJR高知駅前という立地条件と、合同庁舎に付随する駐車場ということで、これから長く高知市民の方々に利用されることを考えると、責任を感ぜずにはおれません。
外壁には意匠デザインとして、従来のカラーパネルではなく、押出成型板パネルを使用し、それをルーバー状に配列することで、庁舎本体との一体感を持たせています。
4~5枚のパネルを縦方向に連結していくため、相互の通りやパネル群同士の連続性を持たせなければなりません。その点に今回の施工の重点ポイントを置きました。
押出成型板パネルを支持する腕木の調整クリアランス、鉄骨本体の建て入れ精度、それらの数値を何度も見直し、個々の通りと全体のバランスを考慮しなければいけない。
そこには、施工管理をする側と施工する側との根競べとも思えるほどのやり取りがあったのでした。
そのような仕上り精度への追及を行ない、工事を進めていくのですが、やはり足場を解体するまでは、安心しきれないものです。何故なら、足場があるので、近い視線からしか見ることができないためです。
そして足場が解体される瞬間・・・・・ それまでの苦労が一気に吹き飛んだのでした。
検査当日、押出成型板の仕上り精度において、お客様からお褒めの言葉を頂き、改めて感動を覚えました。
初めての土地での仕事で、多忙な日々が続く中、築かれていくお客様や協力業者さんとの間の信頼。今回の工事は、そんな高知の方々の協力があって、無事に完成を迎えることができました。
(レポート投稿者:現場監督)
自走式駐車場施工ギャラリー
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<押出成型板納まり1>
ルーバーの納まりです。 -
<押出成型板納まり2>
平張の納まりです。 -
<メッシュフェンス>
外周部はメッシュフェンスを施しています。
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